常闇トワさんはなぜ悪くないか、誰よりも深く語りたい-日本人が指摘されるBad Cultureとは-

20:50

3月4日に行われた、ホロライブ所属VTuber 常闇トワさんの耐久放送で、配信中に配信と関係ない音声が入り、リスナーがはやしたてるといった騒動がありました。今回はその件について考えていきます。

 

 出来事を整理していくと、配信中に音声が入った後、トワさんは「運営の声が入った」と弁解。一部まとめサイト等でその騒動が取り上げられ、配信にファンかファンかわからないリスナーが入り込み、コメント欄に配信と関係ないコメントを多数投稿。運営側でそれを1つ1つ消していく、ということがあり、それに対してまたリスナーが反応して火が大きくなっていきました。この件について、常闇トワさんは翌日謝罪の配信をし、1週間活動を休止を表明。ホロライブ運営からも謝罪ツイートが入るということになりました。

(長くなるのでたたみます。続きを読む からどうぞ)

1つめに考えたいのは、この件が大きな話題になった、ということ自体の是非です。

Youtubeのコメント欄では、多かった意見をいくつかピックアップすると、「夢を売る仕事なのに意識が低い」とか、「ホロライブにとって迷惑だ」みたいなコメントが散見されました。また、トワさんを擁護するようなコメントが投稿されると、「信者だ」等と悪くいう人も見られました。

 

ここから浮き上がるのが、日本人特有の考え方がもつ問題点です。

 

 簡単に言うと、ミスやハプニングが起こることを許さないような風潮を自ら作り、それで外部からの意見をシャットアウトする、という封建的な考えではないか、ということです。いくら夢を売る仕事とは言っても、人間がやることなのでハプニングはあります。Youtubeのコメント欄ではディズニーランドを引き合いに出してコメントするような人もいましたが、ディズニーランドだってハプニングがあったら救急車や消防車が来ます。いくら夢を売ろうが、現実世界に包まれる夢であることは変えようがない事実なわけです。 また、ホロライブにとって迷惑だという意見は、一見すればそうかもしれませんが、それを判断するのはライバーや運営側であって、ホロライブの関係者でもないリスナーがそれをいうことはライバーに対しての中傷にしかなりません。そして、極めつけは、「全肯定はよくない」といった声です。これも一見間違っていないように見えますが、大切なのは全肯定の善悪ではなくて、「全肯定はよくない」と完結させることがよくないということです。この言葉を使ってしまえば、擁護のコメントはすべて悪い意見と捉えられて、ライバーにとって心を傷つけられる意見も言い放題になってしまうリスクを含んでいるからです。

 

 VTuberとて1人の人間ですから、ハプニングはありますし、デビュー2か月の新人がミスをしたということは、会社の教育・使用ソフトなどシステムの安全性を見直す必要があるということです。そう考えると、今回の”炎上”は不可解です。ライバーが引き起こしたことより、炎上させようとするリスナーの方が悪質です。頭の中で、銃を想像してみてください。銃を撃つには、トリガーを引くことと、弾が入っていることの両方が必要です。今回はトワさんがトリガーを引いたのかもしれませんが、悪質リスナーという弾がなければ単なる空砲で終わった話です。ライバーが悪いといった風潮がありますが、私はそれはまったくの誤りであると思います。

 

2つめに考えたいのは、問題が起きた後の対応の仕方です。トワさんは「運営の声が入った」と弁解し、それは嘘であったと翌日の謝罪配信で言いました。ここで浮き上がるのが、「この状況で嘘をつくことの是非」です。脳科学的に考えてみましょう。例えば私たちが高いところにいるときに、体が震えたり、ムズムズしたりします。自分が危険な状況と察知した時に、脳は「逃げろ」「動くな」この2つの命令を一緒に出すんですね。私はトワさん本人ではないので実際のところはわかりかねますが、トワさんのこの時の状況と重ね合わせてみると、配信を続けるか否かというところで、どうにかして視聴者のために、という一心で出たのがあの嘘であるならば、それは道徳的ではないかもしれないけども、遺伝子レベルの話になるならば、本能的には一番合理的な考え方だと考えることができます。色々な人が「嘘はいけない」と決めつけていますし、日本はそういう文化ですが、すべての嘘が悪いわけではありません。嘘によって歴史が変わった事例(ベルリンの壁の崩壊の時とか)もあるので、嘘の是非はこの問題で扱うには小さすぎる議題です。

 

そして最後に、休止への対応です。私自身は休止は理不尽だと思いますが、世の中には分別のつく人間ばかりいるわけではないので、全方向的にライバーの休止・謝罪をしたことは企業としては正しい対応であると評価したいです。ただ、休止に追い込まれること自体がおかしい、ということは、会社が言えない分、リスナー側が声を上げなければいけないかなと思います。私は弁護士ではないので違ってたら申し訳ないのですが、悪質リスナーによって、配信という業務が妨害されたわけですから、営業妨害として捉えることは十分可能ではないかと思います。幸い大きな騒動にはなりませんでしたが、特に悪質なリスナーは、法的措置をとられる可能性も視野に入れて配信の視聴をするべきでしょう。

 

 

日本は、侵略の危機に遭うことが比較的に少なかった国なので、文化を守るために戦うことに不慣れなのかもしれません。ただ、その方法は、YoutubeやTwitter、いろいろな媒体でVTuberを応援する、外国のファンが教えてくれます。

多くの外国ファンは、「ハプニングもエンターテインメントだよ」「いつでもあなたを支えるよ」等と、日本のリスナーが否定していた全肯定のようなコメントをしています。ただ、全肯定こそが本当に大切なことで、落ち込んでいることにたいして、反省はいつでもできるけども、ポジティブに心を切り替えることはそのときしかできない、もっと高度な事。外国ファンのコメントは、落ち込んでいたトワさんのリスナー(常闇眷属)を幾度となく励まし、応援の活力となったことは言うまでもありません。事実、トワさんの休止期間には、たくさんの素敵な作品が投稿され、大応援団として彼女のもとに届きました。食事もとれないほど憔悴していた彼女が1週間あけて元気に配信ができたのは、この応援の力のおかげだと、感じているのではないでしょうか。
 このハプニングによって、多くの外国ファンの目が日本のVTuberや、それをとりまく文化に向けられました。封建的だったV業界が変わるときだと思います。つらい思いはしたかもしれませんが、これだけの外国ファンを動かせることは、チャンスだと捉えるべきです。

本当に大変な時に、自分の文化を守るために大切なのは、今までの常識に対して挑戦することです。これはよくない、あれはよくない、と決めつける前に、「こういう見方もできないか」と意見を出し合うことが、明日の文化を作っていくのではないかと私は思い、そして未来のV業界が良い方向に向かっていくことを、強く願っています。

  • コメント( 1 )

コメント一覧

  • 1.  
  • 2020/03/15 21:40
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  • 常闇トワさんが悪いんだよ
    今回は放送に所属外の人の声が入るだけで済んだけど
    所属外の人が特定されてトラブルになったり、所属外の人とトラブルになったら運営も対処が難しいから
    運営が所属外の人の声が放送に入った切り抜き削除とか本放送を非公開にしたんでしょ

    運営は運営で運営の文化を守らないといけないから運営の文化の中に入ったならそれを守るべきだし、自由にやりたいなら個人でやったら良いのでは?
    ディズニーに緊急自動車が来るのと着ぐるみの中の人がミュートのし忘れで配信の裏を晒すのは別では?
    悪質リスナーの弾の入った銃に
    「デビュー時に異性と良く遊びますとか彼氏、彼女います」って言って銃に安全装置を付けないから悪いのでは?

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